障害のある方たちへの支援
障害者地域生活支援グループ
担当:守本
【活動内容】
大学の近隣に住む発達障害のある子どもの自宅に学生が出向いて、その子どもと一緒にゲームをしたり、野球をしたり、交流の時間を持っています。
放課後等デイサービスのように、障害のある子どもが学校以外で過ごすことができる場が地域にも増えてきましたが、どうしても集団になじめない子どももいます。そのような個別のニーズ(要望)に学生がソーシャルワークの専門知識や技術を活用して対応しています。 また、、その学生の活動が円滑に進むように教員は地域の支援機関と連携を図りながら丁寧にバックアップしています。
これはボランティアとしての活動ですが、障害のある子ども個々への支援であること、支援機関が関わっていること、教員が学生へのスーパービジョン(助言・指導)を行っていることなどから、地域でのソーシャルワーク実践であるとも言えます。
【活動と教員の研究・教育との関連性】
上記のような障害のある方々へのボランティア活動をさらに推進する方策を考えるための根拠になるような研究を、福祉学科として「公益財団法人みずほ福祉助成財団」の助成を受けて進めています。このような助成金は多くの応募者の中から選ばれた組織にのみ助成されるもので、研究として価値あるものと認められています。研究結果は、ボランティア活動を推進する方策を地域の関係機関に提案するほかにも、「障害者福祉」、「NPO・ボランティア論」などの授業内容の充実に活用されることになります。
【メッセージ】
福祉学科では、学内での学習だけではなく、このようなボランティア活動をはじめとして、地域における社会貢献活動を学生自らが企画し、実施できるように教員が支援できる体制を整えています。皆さんの「地域で生活する障害のある人たちとイベントを企画したい」、「障害のある子どもさんを育てている親御さんたちのサークル活動を考えてみたい」など、いろいろなアイデアを実現しながら、地域に貢献できるソーシャルワーカーを目指しましょう。