周南公立大学情報科学部は、地域活性化及び地域産業のデジタル・トランスフォメーション(DX)強化を目的として、地域企業や公的機関との連携を積極的に推進します。
現在進めているプロジェクト事例を基に、どのような連携を実施しているのかを紹介します。
周南市役所との連携
わさびハウス栽培農家におけるIoT導入の実証実験
ハウス農業へ各種センサーを取り付け、農産物の育成を可視化し、最適な条件を求めます。本連携では、大学側がセンサー選定から取り付け、データ取得の仕組みを考案し、わさび農家と協力しながら実施しています。
印刷企業との連携
印刷順序計画の最適化アルゴリズムの開発
システムと人間よる調整業務が混在する中で、印刷スケジュールの最適化を求めてデータ分析を行いながら最適化アルゴリズムを開発します。これにより、企業の印刷効率が上昇し生産性向上に貢献します。
本連携では、企業側からデータ提供を受け、大学側が分析シミュレーションプログラムを開発するといった役割分担で実施しています。
自動車会社との連携
e-Sportsを活用した身体活性化の研究
レーシングシミュレータを使って運転者の感性や身体動作を分析し、身体活性化の要因を探ることを実施しています。得られた結果は、健康福祉など他分野の困りごとを解消することにも役立つと考えています。
本連携では、本学の学生や企業の社員など多くの人が参加し、データ分析を通して、お互いに学び合うという新たな教育プログラムの可能性も視野に入れています。