情報科学部 学部長

野村 典文 教授

昨今の社会情勢を見てみますと、世界で起きている紛争、地球環境の悪化、そして世界各地で起きる自然災害へのリスクなど、多くの課題に直面しております。
また、生活面でも他国の政治的、経済的な影響による物価変動など、不安と向き合いながら生活を営まれていると感じております。
そのような多くの社会課題を解決できる手段として情報科学(コンピュータサイエンス、データサイエンス)の力が期待され、情報科学を学び、社会に貢献する多くの若者の育成が待望されております。私たちは、その社会ニーズに応えるべく情報科学部を設立しました。

では、情報科学と何でしょうか。他の学問と何が違うのでしょうか。そして、情報科学を学ぶことで何が変わるのでしょうか。

まず、情報科学とは、「様々な情報(文章、画像記録、人の会話、人やものの位置情報、様々な活動記録など)をコンピュータ処理によりデジタル化し、デジタル化された情報をもとに企業活動、自然現象、人間の行動・心理などを分析し予測する技術やモノの動きを制御する技術、さらにデジタル情報の正しい利用について研究する学問分野」と表現できます。

次に、この学問分野は他の学問分野に比べて進歩のスピードが驚くほど速く、ここ1,2年の人工知能の分野を見ると、益々スピードが加速していると言えます。したがって、情報科学という分野は、そのスピードに合わせた学び方をしていかなければなりません。

最後に、日本が掲げるSociety5.0と呼ばれる未来の社会は、情報科学によって創られていくと言っても過言ではないでしょう。
(Society5.0:https://youtu.be/NpK08gtYihw?si=WMes1NG10gK6OM1D
つまり、情報科学を学ぶということは、未来社会を創る人材そのものになることなのです。

情報科学部は、日々進化する最先端の技術と知識を提供し、一人ひとりがその可能性を最大限に引き出せるよう支援してまいります。
また、新しい学問領域への挑戦は、ご家族の皆様にとっても大きな一歩です。ご家族の皆様の変わらぬサポートと理解が、学びをより豊かなものにすることでしょう。
私たちは、皆様の成長と成功を全力で支えるパートナーであることをお約束いたします。

情報科学部長 野村 典文