木島 正明 教授

バカになって取り組む

担当予定科目:

確率統計基礎
ビジネスアナリティクス概論
微分積分

専門分野:

金融工学、金融データ分析

受験生へ一言

社会は今、大きく変わろうとしています。
変化の時代だからこそ、危機感を持って自分の将来を見つめましょう。

先生に聞いてみました!

どんな研究をされていますか?

 金融業(銀行、保険、証券、など)は不確実性のかたまりです。金融における諸問題を確率・統計を使って研究する分野を金融工学といいます。金融の最先端ではAIやデータサイエンスを駆使して、経済に従事する人々の助けになることを目指しています。

なぜそうした研究に関心を持たれたのですか?

 金融は経済の血液といわれ、金融が滞ると経済の活力がなくなり企業の倒産や従業員の解雇、生活苦による自殺など多くの社会問題が発生します。医学は人命を救うと言われますが、金融工学は経済の活性化を通して多くの人命を救う重要な学問であると自負しています。

授業では何を担当されていますか?先生の授業の強みを教えてください。

 主に確率統計関係の講義を担当します。高校までの数学はつまらない教科だったと思いますが、特に、確率統計を嫌いな学生さんは多いのではないでしょうか?しかし、今やデータを使わないビジネスはないので、会社に入ってからデータ分析をさせられることになります。データは何を語ってくれるのか?データに騙されないためにはどうすればよいか?など、確率統計を長年教えてきた経験に基づいてわかりやすく教えます。 

どのようなプロジェクトに携わった経験がありますか?

 40年国債を新規に発行するときの発行価格を算出するモデルを財務省の依頼で開発しました。例えば、毎年の利払いが10億円とすると、それを1%間違えると40年間1千万円ずつ損失が発生しますが、この損失は税金で賄われるので発行価格を正確に定める必要があります。