松村 遼 准教授

担当予定科目

AI・機械学習基礎
AI・画像情報処理
ニューラルネットワーク
大規模データ分析

専門分野

知覚情報処理,知能情報学

受験生へ一言

進むべき道を切り開きましょう! 

先生に聞いてみました!

どんな研究をされていますか?

 画像認識といって,コンピュータや機械の目を作る研究をしています。もっと詳しく説明すると,画像に写っている物体が何なのかをコンピュータに認識させようというものです。近年では自動運転技術に応用され,活発に研究開発が行われている分野になります。

なぜそうした研究に関心を持たれたのですか?

 学生時代は情報工学科に所属しており,情報を専門に学んでいました。所属学科ではプログラミングの実習に力を入れており,何かしらの計算(積分で面積を求めるプログラムなんかを作ったなぁ…)を行うプログラムを作れという課題が良く出されていました。

 プログラムが動いて意図したとおりの結果が出力された時には,それなりに楽しさを感じていたのですが真っ黒な画面に計算結果が出てくるだけというものに次第に飽きていきました。 

 そんな時に画像認識に出会い,自分がプログラミングした結果が画像でわかるということに感動して魅力に取りつかれ,現在に至ります。  

授業では何を担当されていますか?先生の授業の強みを教えてください。

 研究分野に関連する科目を担当しています。画像認識は人工知能(Artificial Intelligence)によって行うので,AIに関する基礎科目「AI・機械学習基礎」も担当しています。 

 この科目ではAIの基礎について,より理解が深まるよう座学だけでなくプログラミングによる演習も取り入れており,実践的な能力だけでなくプログラミング能力の向上も目指すような内容になっています。

先生は本学に着任されるまでに様々な経験を積んだとお聞きしました。

 そうですね。民間企業でシステムエンジニアとして働いていた経験もありますし,本学着任前は高専(高等専門学校)で教員をやっていました。

企業ではどのような仕事をしていたのですか?

 地方銀行の行員の方が使うシステムの開発に携わっていました。サーバー,データベース,ネットワークなどシステムの基盤部分の設計,構築,テストを担当し,最終的には複数の銀行の基盤開発に関わりました。 

システム開発のほぼ全ての工程に携わったのですね! 

 辛さを感じたことも多々ありましたが(笑),すごく貴重な体験をさせてもらえました。システム開発の実際の現場を知っているというのは,私の強みの一つになるのかなと思います。

高専では何の授業を担当され,どんな研究をされていたのですか? 

 システムエンジニアをしていた経験を買われ,データベースの授業を担当しました。あとは研究分野に関連する画像工学関連の科目担当でした。研究については,今と変わらず画像認識の研究を行っていました。

高専ならではの経験は何かありますか?

 部活動の顧問をやっていたことですね。運動部だけでなく,文化系(システム・アプリ開発関連)の部の顧問も併せて担当しました。この部活では,高専プログラミングコンテストをはじめとした様々なコンテストに出場しており,その指導を顧問の私がやっていました。

どれも興味深く,貴重な経験をされていると思います。これらの経験を本学でどのように活かしていくか考えがあればお聞かせください。 

これまで培ってきた教育経験を本学での教育に活かすのはもちろんのこと,部活動顧問の経験を活かし,学生活動の支援にも貢献できたらと思います。 
 勤めていた企業とは退職した今でも非常に懇意にさせていただいており,学生の就職先としてだけでなく(笑),共同研究なども含め様々な連携を模索していきたいと考えています。 

期待しています!本日はありがとうございました!

 ありがとうございました!