受講について

プログラムの目的と特徴

プログラムの目的

本学は「地域の持続的発展と価値創造のための『成長エンジン』となる」べく、2022年4月「周南公立大学」として開学しました。福祉情報学部では、人間コミュニケーション・スキルの習得を基盤に福祉と情報の知識と技術を生かして、地域コミュニティに貢献できる人材を育成しています。この「福祉×情報」の知見をもって、①就労希望者をIT人材として雇用したい企業を対象に、現状、職場勤務が困難である就労希望者を受け入れるノウハウを習得するプログラム、②就労希望者が実業務(リモートで行える業務)で必要とされるITスキルを習得するプログラムを開発します。
本プログラムの成果は受講対象者に限らず、通勤などの移動を極力回避できる「働き方改革」に発展することを想定しており、多様性を尊重し、全ての就労者のQOL向上に寄与するものを目指します。

プログラムの特徴

本学のプログラムの特徴は、就労希望者(職場勤務が困難である方)と、その方々をIT人材として雇用したい企業を対象に福祉と情報分野における知識と技術を基盤とした2つの学びを用意しています。
ITスキルなどの知識やスキルがなくても問題ありません。

コース全体像(共通科目+各コース科目)

プログラムについて

本プログラムは2種類のコースを用意し、科目は領域及びスキルレベルに応じて区分した6モジュール、計18科目で構成しています。
いずれのコースの受講者も共通科目における必修科目(17時間)においてIT・DXに関する基礎的知識を習得後、「A.就労希望者コース」は、ビジネスITに関する科目と必要に応じてソーシャルスキルに関する科目を、「B.受入れ企業コース」は、福祉支援に関する科目を履修していただきます。

本プログラムの講義は全てオンデマンドとして繰り返しの視聴を可能とします。このオンデマンドによる講義は、LMS等を活用し、質疑応答などは、この中で実施します。

(オンライン授業)
オンデマンドの実施を予定しています。

A.就労希望者コース

受講生は、ビジネスに役立つIT技術を身に付けるとともに、必要に応じたソーシャルスキルトレーニングを受けることで円滑なビジネスコミュニケーションの技術を習得します。
ビジネスIT系モジュールに関わる科目では、毎時の小テストや小課題によって受講生は習熟度を確認しながら学習を進めていきます。
必修科目以外において各モジュールの全ての科目を履修する必要がなく、自身のキャリアを見越してニーズに合った科目を選択して受講できます。

◎ビジネスIT基礎モジュール
必修科目としてビジネスでの業務情報化の基盤となる文書作成ソフト、及び表計算ソフトの基礎を習得します。
◎ビジネスIT応用モジュール
文章作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトについて「MOSスペシャリストレベル」の習得を目指します。
◎ビジネスIT発展モジュール
これからのビジネス場面で先進的に導入されていく動画投稿型SNSやノーコード開発、AI活用についての基礎知識・技能を修得します。

就労希望者コース受講モデル

合計:15科目84時間

B.受け入れ企業コース

職場勤務が困難である方を雇用するにあたって事業所が知っておくべき福祉支援についての知識を習得します。
福祉資源活用モジュールでは、「障がい者並びに要支援者の理解と社会の状況」、「ソーシャルサポートを活用した働きやすい職場環境」について、就労希望者の理解と就業の受入れの環境整備の必要性を習得します。

受け入れ企業コース受講モデル

合計:8科目46時間